2025年11月22日(土)〜23日(日)に開催される日本環境変異原ゲノム学会(JEMS)第54回大会にて、当社研究員・千藏が受賞講演を行います。本学会への参加を予定されている方は、是非ご聴講ください。
【学会概要】
日本環境変異原ゲノム学会(JEMS)第54回大会
【受賞講演】
日時:2025年11月22日(土) 14:50~15:05
場所:静岡県立大学 草薙キャンパス(〒422-8526 静岡市駿河区谷田52-1)
タイトル:「Pig-aアッセイプロトコールの精緻化と国際発信によるOECDテストガイドライン化への貢献」/令和7年度日本環境変異原ゲノム学会 研究奨励賞
演者:千藏 さつき Axcelead Tokyo West Partners株式会社 Toxicology&Pathology
講演番号:EA-2
【発表概要】
Pig-a assayはin vivo突然変異試験評価手法であり、GPIアンカータンパク質の生合成に必須である内在性遺伝子Pig-aの変異をGPIアンカー型タンパク質の一つであるCD59の膜表面での発現有無を指標に評価するものです。評価系開発に関わった諸先輩方のご尽力及びJEMS/MMS共同研究に携わって頂いた皆様のご協力により、現在OECDTG470として収載されています。本成果は帝人ファーマ株式会社に所属時に従事した研究が中心となっており、今回の研究奨励賞は、Pig-a assayのガイドライン化の過程において、国内共同研究で用いたプロトコールの精緻化・標準化に大きく貢献するとともに、標準プロトコールの整備・論文発表を通じて、MMS共同研究の国際発信を推進したことが評価されたものです。
【Axceleadのソリューション】
Axceleadでは、in vitroの各種スクリーニング評価としての遺伝毒性評価から、in vivoの遺伝毒性評価を提供することが可能です。スクリーング評価では小型化試験法を活用しており、特にin vitro小核試験では、FCM法を用いるMicroFlowと共に、目視検鏡法による小型化試験を提供しています。
また、遺伝毒性は、医薬品開発だけでなく、農薬、一般化学品、香粧品原料や包装資材原料、機能性食品の開発などにおいても重要な評価項目の一つです。お客様の化合物の特性やニーズに合わせて、最適な試験系をご提案させていただきますので、遺伝毒性評価をご検討の際は、是非、当社にご相談ください。

千藏 さつき(ちくら さつき)Director, Toxicology & Pathology
2010年帝人ファーマ株式会社に入社、2024年4月よりAxcelead Tokyo West Partners株式会社に所属。In vitro/in vivo遺伝毒性評価業務を中心とした毒性試験に従事し、皮膚感作性評価、不純物リスクアセスメントや開発支援業務を担当。
